年金とは|年金って本当にもらえるの

お金の勉強

こんにちはTOMMYと申します。

「年金なんてアテにならない」と世間で騒がれています。

20代など若い世代は、「年金」に対して向き合う人はあまりいないと思いますが、年齢を重ねていくと気になっちゃいますよね。

家族や友達、会社の同僚などと話す機会もあるのではないでしょうか。

皆さんが「年金」に対して思う疑問ってこんな感じではないでしょうか?

  • 支払った年金は本当にもらえるの
  • 年金がもらえなかったらどうしよう
  • 少子高齢化に伴い現役世代は支給されるか不安

「どうせもらえないんでしょう」というイメージをお持ちの方もいると思います。

そんな年金に対して疑問や不安をお持ちの方に読んで頂けたら幸いです。

今回の記事で理解できること「年金の仕組み」「年金って本当にもらえるの」「年金の真実」について解説します。読み終えたあとは、友人や同僚に、年金の仕組みを説明できるようになっているでしょう。

 

年金とは|年金って本当にもらえるの

長寿大国となる日本において、長く生きる時代が到来していますね。

年金には「国民年金」「厚生年金」があります。

・自営業者や専業主婦であれば「国民年金」自分で収めます。
(※保険料は所得にかかわらず全員一律)
・サラリーマンであれば「厚生年金」毎月、給料から天引きされる。
(※保険料は報酬額に比例する)

皆さんが65歳になると「国民年金」「厚生年金」いずれかの収めた年金が支給されます。

ここで疑問なのが「年金って本当にもらえるの?」ってことです。

結論から申し上げると、年金は支給されます。

しかし、長寿化している現代では支給年齢が遅くなるのは確実と言われております。

少子高齢化がすすむ老年人口指数を覗いてみましょう。

老年人口指数とは65歳以上が対象者である

老年人口がどれくらいの割合なのか、図を参考下さい

【総務省統計局データ】

日本の老年人口は2060年にまで遡ると、78%の水準に達すると予想されています

 

 

「65歳以上が78%なんて恐ろしい…」

 

 

少子高齢化に伴い、現役世代で年金を支えるには厳しい時代がやってきます

それは人口動態でもあきらかです

2019年10月の総人口は1億2616万7千、それが2060年には約8700万人にまで落ち込むという

では、そんな人口減少に伴っていくなか、年金はどのように集めて使われているのか?



年金の原資「賦課方式」「税金」「年金積立金」

皆さんの年金の原資になるのは「賦課方式」「税金」「年金積立金」の3つが存在します

 

【賦課方式】

  • 現役世代の人が払い込んだ年金を現在の高齢者に支給する仕組みのこと。
  • つまり自分の年金を積立てている訳ではないということです。

 

【税金】

  • 私たちが日頃から収めている「所得税」や「消費税」の一部が年金として、高齢者に渡っている。

 

【年金積立金】

  • このお金は「貯蓄」という意味で、現在において年金としては使われていません。
  • 将来の人口減少に伴い、保険料を納める現役世代が減ったときに出番がきます。
  • 足りなくなったら不足分を積立金から補います。
年金積立金について
GPIF:老後の年金を運用している機関!
約150兆円のお金を上手に運用し2001年~2019年の運用利回りは+2.58%、累計で+57兆円のプラス水準となっております。

 

GPIFは国民の年金を株や債権などに投資して運用しています。

運用成績はとても好成績なんです。

なるほど!

国民から集めたお金を投資して長期運用しているのね。

 

アセットアロケーション(資産配分)は以下のとおりです

  • 国内債券35%
  • 国内株式25%
  • 外国債券15%
  • 外国株式25%

※結論として、少子化に伴い年金財源を支える人の数が減っている状況で、賦課方式の年金を当てに期待するのは厳しいが、政府は集めたお金を上手に運用していることは覚えておきましょう

※年金なんてもらえないと嘆いている人は今回で理解できたでしょうか

※GPIFはきちんと年金を長期投資して運用しています

 

最後に、年金はもらえないのでは?と心配している方がいると思いますが、そんなことはありません。
ただし支給年齢は65歳から70歳、75歳と遅延することは確実でしょう。

GPIFは上手に年金を運用しています!

年金は確かにもらえますが、年金を当てにしない人生設計が理想ですね。

「もらえて良かったぐらいでよい!」